ジャスティン・L・ペイトン 米国出身の元キリスト教徒

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説明: アフリカ系米国人によるイスラーム改宗記。

  • より ジャスティン・L・ペイトン
  • 掲載日時 17 Aug 2015
  • 編集日時 17 Aug 2015
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Justin_L._Peyton__Ex-Christian__USA_001.jpg私の名はジャスティン・ペイトンといい、ペンシルバニア州フィラデルフィア出身の29歳のアフリカ系米国人です。私は中流階級の家庭で、愛情に満ちた両親、そして3人の兄弟と共に育ちました。

私の家族は自分たちをキリスト教徒であると認識していましたが、どの教会にも属していませんでしたし、日曜礼拝などの活動にも参加していませんでした。家庭での宗教的行事といえば、クリスマスを祝うことくらいでした。

両親は私が良く振るまい、良き品行を持つことを求めました。米国社会における結婚と家族の悲惨な現状を見る限り、私はこうした祝福を神に感謝します。

さらに両親による世界の他地域の歴史や文化への興味は、自分たちの慣習や信条とは異なる人々への寛容・敬意・称賛の空気を培養しました。これらの要素は、私が将来的にイスラームを受け入れることへ大きく寄与したと思います。

私のイスラーム改宗のきっかけとなったひとつの出来事を上げるのなら、それは9・11の悲劇となるでしょう。イスラームとムスリムに対しての、メディアによる数ヶ月にも渡る否定的な報道は、私がフィラデルフィアで育ちながらムスリムのクラスメート、隣人などと接して感じたこととは矛盾していました。

同時に、私はムスリムの知り合いがいるにも関わらず、彼らの信仰について学ぶことに十分な時間を取ってはいなかったことに気付きました。

こうして、両親によって偏見を持たないよう教育された影響からか、私はムスリムたちとの個人的経験とメディアで報道されている事実との温度差の原因を突き止めるべく、イスラームについて調べてみることにしました。

当時大学生だった私は、まずインターネットで情報を探し、しばらく検索するとある非ムスリム向けのウェブサイトに辿り着きました。

その後数ヶ月間は、ムスリムの基本的信条と実践についてのものから、神への信仰、諸預言者、諸啓典、審判の日などの詳細な信仰箇条に関して、また礼拝、断食、巡礼などのより深いトピックの読書に移行していきました。

そのサイトはイスラームにおける家族や結婚、またこのサイトのような改宗記などもありました。

もっと多くのことを学びたいと思った私は、近所の本屋へ行き、クルアーンの翻訳本を入手して読み始めました。どういった情報が最も衝撃的で、それはなぜかということなら何ページでも書くことができますが、ここではそこから読んだすべてのことが理にかなっていたと述べるだけに留めておきましょう。

さらに数ヶ月が経つと、イスラームについて独学をするだけでは事足りなくなり、近くにモスクがあるか探しました。

最も近くのモスクは約70キロも離れていましたが、そこの代表者と話し、現地のムスリムたちとイスラームについて話し合う場をもうける約束をしました。

約束の日、とても親切なムスリムと長い時間話し合うことができました。彼が共有してくれた情報は、私の心に染み込みました。

2002年の夏に2回目にそこを訪れたとき、遂に私はイスラームが真理であると信じるようになり、その場で信仰証言をし、そのまま週末をモスクで過ごして礼拝の方法などを学びました。

そのコミュニティは素晴らしいところで、もしも近所に住んでいたのなら、新改宗ムスリムとして沢山のサポートを受け、新たな人生の調整ができていたことでしょう。しかし現実は違いました。

9・11事件の前、私は軍隊へ興味を持つようになり、改宗へとつながったイスラームの勉強と同時に、地元の米軍スカウトとも会話していました。

イスラームに改宗したおよそ2ヶ月後、私は米国海兵隊へも入隊する契約をし、その年の大学卒業後の冬に新兵訓練所へと参加していました。

当時を思い返してみると、軍務に就くことによって得た技術と経験について感謝せざるを得ません。しかし、今にして思えば改宗と入隊の2つの出来事のタイミングは理想的なものとは言えませんでした。

新ムスリムとして、軍隊での生活は宗教的事柄とは無縁な環境に身をおくことを意味しました。例えば、新兵訓練のスケジュールは礼拝を時間通りに行うことや、ラマダーン中の断食などの宗教的行為の遂行を極度に困難、あるいは不可能にさせました。

訓練の後になっても、米国内の全くムスリムのいないコミュニティでの配属となり、それは信仰の発達を妨げる要因となりました。軍務に就いて3年経つまでは、イスラームについて、またはムスリムとしていかに軍隊生活を送るべきかを教えてくれる同胞と出会うことはありませんでした。神がその同胞の努力を報奨してくれますように。

2007年の夏に軍務を完了した後、私はフィラデルフィアに戻り、現地のモスクの活動的なメンバーになった後、ムスリムの市民権を擁護する非営利団体の「アメリカ・イスラム関係評議会(CAIR)」の地元支部で職を得るという祝福を受けました。

フィラデルフィアのムスリムコミュニティとCAIRの職場で2年間を過ごしたことは、自らのムスリムとしての発展と、さらなる研磨への欲求にとても寄与しました。

そして私は今、コネティカット州のハートフォード神学校でイスラーム学、そしてクリスチャン・ムスリム関係の修士課程に所属しています。

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