C.S.マソス(元無神者・アメリカ合衆国)
説明: これはIslamReligion.comを通してイスラームに帰依した14歳の少年の話です。
- より C.S.マソス
- 掲載日時 05 Dec 2009
- 編集日時 05 Dec 2009
- プリント数: 192
- 観覧数: 8,299 (日平均: 2)
- 評価者: 0
- メール数: 0
- コメント日時: 0
私の名前はC.S.マソスです。私は1992年8月1日、ペンシルバニアの非宗教的な家庭に生まれました。私の母はかつてキリスト教徒で、子供の頃私はクエーカー教会へ行っていました。母は教会のキャンプへ行き、そこで何人かの司祭がハルマゲドンについての説教を延々と行ったため宗教におののいてしまいました。母はそれ以後、残りの人生を無宗教で過ごしました。母は私のように無神論者ではなく不可知論者でした。私は子供としては驚くほど論理的で、神が存在することは不可能だと理由付けていました。しかしその一方で私は宗教などを余り気にしておらず、むしろ恐竜にのめりこんでいて、恐竜のことについてもっと学びたいと思っていました。T-REXの体重は7トンであるとか、トリケラトプスの群れが子供たちを円になって守り肉食恐竜と戦っただとか、ヴェロセラプターは時速75マイルで走れたなどといったことを未だに覚えています。
私の古生物学への情熱が止まないことで、私は周りから嘲笑されました。そしてそれは私が空想上の竜などに興味を持ち始めると、幾分弱まりました。私はいつも“感情の殻”の中に閉じこもっていて、本当に言いたいことを頭の中に隠していたので、嘲りはそんなに影響しませんでした。私は人を信じていませんでしたし、実際の世界より自分の想像の方が好きだったので、話す時はたいてい正直で優しく話し、また多くを語りませんでした。9.11のテロの時でさえ、私は余り話しませんでしたし、特に行動もしませんでした。別に怖くもありませんでしたし、ムスリムとはある種の民族のことくらいにしか思っていませんでしたが、ただイラク戦争で無実の人がアブー・グライブ刑務所でレイプされたニュースのことだけは気がかりでした。しかしそれでさえ、何度もニュースで繰り返されるようになると鬱陶しく感じるようになりました。私は自分の殻から出た時(5年生)、宗教や政治について人々と言い争ったりしましたが、その時唯一覚えていた宗教であるキリスト教には偽善があると信じていました。
13歳になった時、私は非常な侮辱を受け、そしてそれをまともにとらえてしまいました。私は憂鬱になり、成績も合格すれすれにまで下がり、全てに対する興味を失いました。私には宗教が必要でした。私は特にこれといって一つのものを探してはいませんでしたが、ただ唯一神を信じていて、そして自分の苦い経験から自分の問題を神のせいにしていました。私は政治について更に目を向けるようになり、宗教については忘れて始めました。そして第二次世界大戦のヒトラーについての本を読み始めました。私は第二次世界大戦、ナチズム、そして共産主義に大変な興味を抱きました。共産主義は失敗した空論であるという風にずっと教わってきましたが、論争の反対側のことも学んでみたいと思いました。私は共産主義者のマニュフェストやウィキペディアの記事を読み、そしてマルクス主義の運動に参加しました。私は何か自由で平等かつ団結した社会のために戦っているような自分自身を見出しました。
私はこの運動に没頭し、あるグループに参加しました。その名には言及しません。ただ人々に尋ねられた時には、自分は共産主義者であると言いました。ああ、しかしそうなる前に、共産主義者ほどからかわれる存在など思い浮かびませんでした。そのことについて話したくはありません。これは本当に憂鬱過ぎることでした。私は実際クラスメートからのいじめに夕食の席で泣きくずれました。私にはただ宗教が必要だったのです。私はキリスト教を試しましたが、疲れ果て去りました。そこには矛盾や分派、偽善などが多過ぎました。
私は周りを何度も見まわし、ギリシャ神話からキリスト教まで全てに目を通しました。私は戦争の偏見などを考慮し、またそのような宗教に従うことによって誰かに殺害される可能性もあると踏み、イスラームのことは一番後回しにしようと決めました。私は全てを諦め、自分に“最後はイスラームを試さないといけない。クルアーンを持ってきて読んでみよう。もしかしたらそれが探していたものなのかもしれないし”と言い聞かせました。そしてインターネットのサイトからクルアーンを注文し、5日後にそれを受け取りました。それは深緑色で、黒に思えるほど本当に濃い緑でした。とても美しい皮の製本に金印がありました。しかし読み始めてみると、そこにはテレビで見るようなことは何も見当たりませんでした。そこには唯一神しかなく、かれ以外崇拝するものはないということを見出しました。私はそれを目にし、この宗教に入信したいと思いました。私はインターネットでどのように祈るかを調べようとしてwww.islamreligion.comを見つけ、そこでどのようにイスラームに改宗しムスリムになるかという項目を見つけました。礼拝の仕方は後のためにとメモしましたが、まず改宗することが必要でした。神への服従が必要でした。今です。私は信仰告白を見つけ書きとめました。それから信仰告白をし、ムスリムとなりました。その後すぐ私の心臓からは痛みが取り除かれ、幸福を感じました。神は私によくして下さり、私は毎日5回の礼拝をするようになりました。しかしながら戦争の偏見の影響、人々の偏狭さや差別など故に、私は自分の宗教を秘密で行わなければなりませんでした。私は朝、正午、夕暮れ、夜そして夜の11時か12時頃に礼拝をします。運転出来るときは毎週金曜日、運転して近くのモスクまで行きます。私の母でさえ私がムスリムであることを知りません。その準備が出来た時、もしくは成人して家を出たり、大学へ進学したりした際に母に打ち明ける時が来るでしょう。私は秘密に宗教を行っている間も、神に対する不信を避け、かつ良いムスリムになるために助けて下さるよう祈っています。もし私の母がこれを読むことがあったりしたら、決めつける前に私の宗教を理解して下さい。私の宗教をあなたのあざけりやジョークなどによる害悪なしに、平穏なままにさせて下さい。私は多分ここ一週間ほどイスラームを実践しています。時間の感覚もなくなってしまいました。
ムスリムでない方がこれを読んでおられるのであれば、クルアーンを読み、ムスリムになるようお勧めします。あなたに平穏があり、神のご加護がありますように。
コメントを付ける