エミリー ニュージランド出身の元キリスト教徒

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説明: 諸宗教に対して非常に懐疑的だったキリスト教徒女性が、イスラームに対しては即座に関心を示します。

  • より エミリー
  • 掲載日時 24 Aug 2015
  • 編集日時 24 Aug 2015
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ニュージランド出身の私は、キリスト教徒として育てられましたが、両親は特に宗教的でもありませんでした。少女時代の私は、毎週日曜学校に通い、祖母と教会に出席し、学校のカリキュラムの一環としてキリスト教のクラスも取りました。私はキリスト教に対しては一度も夢中になったことがなかったため、成長と共に教会から足が遠のきました。私が10代の時、悪い影響を与える友人のグループがあり、私自身もいくつかの過ちを犯したため、家族は2006年に私が15歳のときにオーストラリアへ引っ越すことを決めました。

オーストラリアの高校に通い出した私は優秀な成績を収めるようになり、新しい人生を歩み始めていました。私は大学コースに入れる成績を取ることができ、(大学から近い)実家を出て学生寮に入居しました。その時点までは、メディアを通して聞いたこと以外には全くイスラームについての知識はありませんでしたし、ムスリムに会ったこともありませんでした。

学生寮の入居者の一人はムスリムで、彼は私がそれまで会った中で最も心が広い、親切で思いやりに満ちた人物でした。私は彼と親しくなるまでは彼の宗教については尋ねたりはしませんでしたが、実際に尋ねてみるととても興味をそそられました。私は毎日、クルアーンからアラビア語の単語についてまで、彼にあらゆることを質問していました。私は彼の答えにいつも興味を持ち、楽しんでいました。

私は通常、宗教については非常に懐疑的なのですが、イスラームについては直ちに納得することができました。それから一年が経ち、私は多くのムスリムたちと出会い、彼らは皆非常に親切かつ平和的な人々で、いつも私の質問に丁寧に答えてくれていました。私は19歳を目前として自発的に研究をし、2009年のラマダーンを機に改宗を考えるようになりました。その前年のラマダーンも数日間の断食を体験したのですが、ムスリムでなければその断食は正しいものとして数えられないということを知りました。

19歳の誕生日の後、私はクルアーンが随所に言及されている「Don't Be Sad(悲しむなかれ)」という本を貰い、そこに書かれてあることが自分の人生の中の実体験にもそぐうことを見出し、よりイスラームを学びたいと感じるようになりました。その後、私は学生寮を出て一人暮らしを始めたのですが、孤独と憂鬱感に悩まされていました。私はいつも一人っぼっちだったのですが、「ビスミッラー(神の御名において)」と唱えることによってほっとし、安心感に包まれました。私はイスラームへの改宗を決意しましたが、私が改宗するのはムスリムの友人たちの為だと彼らに思われたくなかったため、非常に躊躇していました。

また、19歳だった自分にとってイスラームがいかに難しいものになるかも未知数だったことも私を躊躇させました。私は自分の友人たちも含め、人がイスラームについて殆ど知らなかったこともとても心配でした。しかしある夜、私はサウジアラビアにいる夢を見ました。そこで私はムスリムになっていてヒジャーブを着けており、そのヒジャーブは人々の目前で地面に落ちてしまったものの、誰一人として私に何もいいませんでした。目を覚ますと、これが私にとってイスラームは容易なものとなることのしるしなのだと感じました。その後の数週間に渡って色々なことが起きましたが、それらすべてがアッラーによるしるしであることを確信しました。

私はislamreligion.comのチャット室で、オペレーターのZiaとSamyに心配事を相談したところ、彼らはなぜ待つのかと問いただしました。明日何が起きるのかは誰も分からないのですよと言われました。それはもっともだと納得したので、直ちにイスラームに改宗しようと思いました。

私は以前に私の質問に答えてくれた友人に改宗の事実を告げることがとても不安でした。彼がどう思うか分かりませんでした。しかし彼はとても喜び、私の手助けとなることを望み、翌日には礼拝の方角を知ることのできるコンパスを贈り物としてくれました。私はシャハーダを学び、その晩、彼は私の改宗を手伝ってくれました。その晩、私は嬉しさのあまり泣いてしまった程です。それは私の人生の中でも最も幸福に満ちた瞬間で、友人が私を助けてくれたことがとても嬉しかったのです。

私は依然として、友人の一部には改宗の事実を告げていません。私は正しい時が来るのを待っており、勉強し続けています。私はムスリムとしての新たな人生を愛しています。そのうち本格的にイスラームについて勉強すること、そして次のラマダーン月が来るのがとても待ち遠しいです。

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